堀辰雄 『馬車を待つ間』 ……今、その理由が分つた。 大かた、金の事ではよく人を手こずらせる彼奴のことだから、そこの宿賃でも溜めてしまつて仕樣ことなしに一年近くもそんな山の中にくすぶつて居たのにちがひない。 ――こりあ飛んでもない奴に教はつて來たもんだなあ…… 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア