堀辰雄 『馬車を待つ間』 車の中は先刻から見ると、まるで火が消えたやうにひつそりしてゐる。 道も急に山徑らしく、體温表のやうにジグザグしながら、かの流れはますます遙か下方に見下ろされてくる。 もう日の暮れに間もあるまい。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア