けさもまた霧雨がふつてゐるのである。
もう七月だといふのに、さうやつて窓をあけてゐると、寒いくらゐだ……
はじめのうちはよく彼女は、その小鳥に何かやらうと思つて、いそいで食物の殘りをもつてきてやつたが、それを投げると、小鳥はびつくりして逃げてしまつて、二度と近づかないのである。
けさもまた霧雨がふつてゐるのである。
もう七月だといふのに、さうやつて窓をあけてゐると、寒いくらゐだ……
はじめのうちはよく彼女は、その小鳥に何かやらうと思つて、いそいで食物の殘りをもつてきてやつたが、それを投げると、小鳥はびつくりして逃げてしまつて、二度と近づかないのである。