明くる日も、そのまた明くる日も、どしや降りだつた。
せつかく二人きりの愉しかるべき生活をはじめようとしてゐる矢先に、これでは、まだその住みつかないのでどこか空家みたいな感じのする小屋の中をあつちへ行つたりこつちへ來たりしながら、佗びしく閉ぢ籠つてゐるよりしやうがなかつた。
ときどきひよつくり小鳥の巣のことを思ひ出して、この雨にどうなつたらうと二人で氣遣はしさうに話しあひはしたものの、病身の彼には、この雨を冒してまでそれを見にゆくほどの氣にはなれなかつた。
明くる日も、そのまた明くる日も、どしや降りだつた。
せつかく二人きりの愉しかるべき生活をはじめようとしてゐる矢先に、これでは、まだその住みつかないのでどこか空家みたいな感じのする小屋の中をあつちへ行つたりこつちへ來たりしながら、佗びしく閉ぢ籠つてゐるよりしやうがなかつた。
ときどきひよつくり小鳥の巣のことを思ひ出して、この雨にどうなつたらうと二人で氣遣はしさうに話しあひはしたものの、病身の彼には、この雨を冒してまでそれを見にゆくほどの氣にはなれなかつた。