堀辰雄 『巣立ち』 そのとき不意と、この前彼等の目のまへの茂みの中をあつちこつち枝移りしてゐた小鳥の影がちらつと彼の記憶から蘇つた。 「やつぱりアカハラかも知れないや……」彼はやつと納得した。 アカハラなら、この村にはたくさん棲んでゐて、一向珍しくもない小鳥だ。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア