むしろ、秋などになると、二三羽――十二三羽と群をなして、よく人家近くなどに餌をあさりに來てゐる、慣れ慣れしいくらゐの小鳥。
きよとんとした顏をして、その小鳥に近づく人間なんぞを見上げる目つきがどうも彼はあんまり好きぢやなかつたのである。
その花のさいた茂みの中に巣をつくつた小鳥がもつと珍しい種類のものであることを欲した氣もちが、その鳥の巣を知らず識らず彼に見誤らせてゐたものと見える。
むしろ、秋などになると、二三羽――十二三羽と群をなして、よく人家近くなどに餌をあさりに來てゐる、慣れ慣れしいくらゐの小鳥。
きよとんとした顏をして、その小鳥に近づく人間なんぞを見上げる目つきがどうも彼はあんまり好きぢやなかつたのである。
その花のさいた茂みの中に巣をつくつた小鳥がもつと珍しい種類のものであることを欲した氣もちが、その鳥の巣を知らず識らず彼に見誤らせてゐたものと見える。