さうしてもう飛ぶのはあきらめたやうに、親鳥の啼いてゐる方をたよりによろめくやうに走りながら、草むらの中に消えて行つた。
どこからか親鳥の聲がずつと近づいてきたらしいので、兩方の姿は見えなかつたが、彼等はまあ好かつたといふやうな顏をし合つて、そこを立ち去り、村の方へ向ひ出した。
みちみち、彼はふと思ひ出した靴屋の小鳥好きな話を彼女にして聞かせた。
さうしてもう飛ぶのはあきらめたやうに、親鳥の啼いてゐる方をたよりによろめくやうに走りながら、草むらの中に消えて行つた。
どこからか親鳥の聲がずつと近づいてきたらしいので、兩方の姿は見えなかつたが、彼等はまあ好かつたといふやうな顏をし合つて、そこを立ち去り、村の方へ向ひ出した。
みちみち、彼はふと思ひ出した靴屋の小鳥好きな話を彼女にして聞かせた。