どこからか親鳥の聲がずつと近づいてきたらしいので、兩方の姿は見えなかつたが、彼等はまあ好かつたといふやうな顏をし合つて、そこを立ち去り、村の方へ向ひ出した。
みちみち、彼はふと思ひ出した靴屋の小鳥好きな話を彼女にして聞かせた。
數年前、その靴屋は鳥籠の中に一羽のかはいらしいヒガラを飼つてゐた。
どこからか親鳥の聲がずつと近づいてきたらしいので、兩方の姿は見えなかつたが、彼等はまあ好かつたといふやうな顏をし合つて、そこを立ち去り、村の方へ向ひ出した。
みちみち、彼はふと思ひ出した靴屋の小鳥好きな話を彼女にして聞かせた。
數年前、その靴屋は鳥籠の中に一羽のかはいらしいヒガラを飼つてゐた。