堀辰雄 『巣立ち』 みちみち、彼はふと思ひ出した靴屋の小鳥好きな話を彼女にして聞かせた。 數年前、その靴屋は鳥籠の中に一羽のかはいらしいヒガラを飼つてゐた。 そのヒガラは、どうしたのか片脚に燐寸の棒を結はへつけられてゐた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア