「…………」彼女は默つてうなづいた。
さうして自分の手をいつまでも彼の手の中に任せながら、そのいつにない温か味の中に、さつきの小鳥が殘していつた生命の燃燒のほとぼりらしいものを、何とも云へずうれしく感じてゐた。
この頃、彼等のコッテエヂに毎朝のやうにやつてくる一羽のアカハラがゐる。
「…………」彼女は默つてうなづいた。
さうして自分の手をいつまでも彼の手の中に任せながら、そのいつにない温か味の中に、さつきの小鳥が殘していつた生命の燃燒のほとぼりらしいものを、何とも云へずうれしく感じてゐた。
この頃、彼等のコッテエヂに毎朝のやうにやつてくる一羽のアカハラがゐる。