さうしてそのコツテエヂが再び木立の蔭に隱れてしまつたのを確かめると、私はそれまで私の心をしめつけてゐた妙な息苦しさから釋放されると同時に、何んだか取返しのつかないことをしてしまつたやうな悔いに近い氣持もしだした。
私はますます足早にその林の中を上つて行つた。
しかし、どこまで行つても同じやうな落葉松の林だつた。
さうしてそのコツテエヂが再び木立の蔭に隱れてしまつたのを確かめると、私はそれまで私の心をしめつけてゐた妙な息苦しさから釋放されると同時に、何んだか取返しのつかないことをしてしまつたやうな悔いに近い氣持もしだした。
私はますます足早にその林の中を上つて行つた。
しかし、どこまで行つても同じやうな落葉松の林だつた。