しかし私は、さう訊いただけで、それだけで滿足したやうに、中へは這入らうともせずに、寧ろ前よりも足を早め氣味に、そのコツテエヂから離れて行つた。
突然、私の前には數本の大きな古い樅に取圍まれた小さな墓場が現はれ出した。
私がそこに達したとき、それが更らに大きな墓地の一部にしか過ぎないことが分かつた。
しかし私は、さう訊いただけで、それだけで滿足したやうに、中へは這入らうともせずに、寧ろ前よりも足を早め氣味に、そのコツテエヂから離れて行つた。
突然、私の前には數本の大きな古い樅に取圍まれた小さな墓場が現はれ出した。
私がそこに達したとき、それが更らに大きな墓地の一部にしか過ぎないことが分かつた。