堀辰雄 『生者と死者』 私は組み合はせた兩腕を枕にして、半ばあたりの風景に、半ば自分の裡のさまざまな思ひに、しばらくは放心したやうな状態になつてゐた。 それは長い沈默だつた。 それから自分にも何のことやら分らなかつたやうな私自身の私語、それからまた沈默。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア