堀辰雄 『手紙』 野薔薇が一めんに蕾をつけてゐるんだ。 いまにも咲きさうだ。 今朝も、そこへ行きがけに、まだ釘づけになつてゐる教會の前を通つたら、私の知らぬ間に、眞つ白な花を咲かしてゐる、大きな木が二三本あるのに始めて氣がついた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア