一人で留守番をしてゐた野村君は、すこし風邪を引き込んで元氣がなかつた由、――しかし僕が歸つたら、忽ち元氣になつて、橇でもつて僕の荷物を山の上まで運んでくれました。
けさはとても日が温かなので、日あたりのいいヴェランダに焜爐などまで持ち出して、雪に埋つた林や谷を前にしながら、ゆうべの冷飯をバタでいためて食べました。
何しろこの僕が腕に縒をかけてこしらへるのですから、そのうまい事つたら!
一人で留守番をしてゐた野村君は、すこし風邪を引き込んで元氣がなかつた由、――しかし僕が歸つたら、忽ち元氣になつて、橇でもつて僕の荷物を山の上まで運んでくれました。
けさはとても日が温かなので、日あたりのいいヴェランダに焜爐などまで持ち出して、雪に埋つた林や谷を前にしながら、ゆうべの冷飯をバタでいためて食べました。
何しろこの僕が腕に縒をかけてこしらへるのですから、そのうまい事つたら!