堀辰雄 『ふるさとびと』 ただ、さうやつて稼業のはうは一番工合のいいホテルになつてはゐた。 ――だが、この狹い山のなかの村、ことに古い家柄のものをいふ此の村では、なんとしても蔦屋の一家は家柄が惡かつた。 同じ稼業をしてゐる本陣とは、何かにつけ、とても太刀打ちできなかつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア