明けがた、暗いうちに獵に出かけたぎり、五郎は日が暮れても歸らないことが多かつた。
暗くなつて歸つてきても、何もいはずに、獲物をはふり出し、圍爐裡に土足のまま這入つて、いつまでも一人きりで、冷え切つた體を温めてゐた。
その間、うすぐらい土間で、ただジャックの白いすがたが何やら蠢いてゐるばかりだつた。
明けがた、暗いうちに獵に出かけたぎり、五郎は日が暮れても歸らないことが多かつた。
暗くなつて歸つてきても、何もいはずに、獲物をはふり出し、圍爐裡に土足のまま這入つて、いつまでも一人きりで、冷え切つた體を温めてゐた。
その間、うすぐらい土間で、ただジャックの白いすがたが何やら蠢いてゐるばかりだつた。