堀辰雄 『ふるさとびと』 ――しかし、おえふたちにしてみれば、こちらの牡丹屋は自分たちのもの、といふ氣もちになり切つてゐた。 それが當然のことと思へてゐた。 ――だが、本家からさう云ひ出されてみると、何分ほんの口約束だけだつたのだらうから、どうにも爲樣がないことだつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア