ただ、これからみんなで唯一の頼みにしようとしてゐた五郎が、その梅雨さきから、突然足を患ひ出した。
リウマチスといふ診斷だつた。
――が、何しろ、この二三年つづけて雪の中で獵ばかりしてゐたので、すつかり冷え込んでゐたと見え、それはかなり惡性らしく、梅雨がすぎ、夏になつても、立てなくなつてゐた。
ただ、これからみんなで唯一の頼みにしようとしてゐた五郎が、その梅雨さきから、突然足を患ひ出した。
リウマチスといふ診斷だつた。
――が、何しろ、この二三年つづけて雪の中で獵ばかりしてゐたので、すつかり冷え込んでゐたと見え、それはかなり惡性らしく、梅雨がすぎ、夏になつても、立てなくなつてゐた。