が、三村夫人からは何んの返事もなかつた。
その代り、有名な小説家の森さんといふ人から牡丹屋に宛てて爲替を送つてよこし、もしそちらにさういふ二人づれがいつてゐたら何分よろしく頼むと云つて來た。
そこで、おえふは病氣の五郎と相談して、丁度いま東の林のなかに一軒小さな家が空いてゐる、何年にも人が住んだことがないので大ぶ荒れてゐるだらうけれど、それでよかつたら借りて上げませう、といつた。
が、三村夫人からは何んの返事もなかつた。
その代り、有名な小説家の森さんといふ人から牡丹屋に宛てて爲替を送つてよこし、もしそちらにさういふ二人づれがいつてゐたら何分よろしく頼むと云つて來た。
そこで、おえふは病氣の五郎と相談して、丁度いま東の林のなかに一軒小さな家が空いてゐる、何年にも人が住んだことがないので大ぶ荒れてゐるだらうけれど、それでよかつたら借りて上げませう、といつた。