堀辰雄 『ふるさとびと』 山のなかの寒さも何んともないらしかつた。 ――さういふ二人の向う見ずの生活が何かしらおえふを脅やかした。 二月の末、おえふは誰もほかにゐなかつたので、森さんの送つてよこした書留をもつて、その林のなかの家まで屆けてやつたことがある。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア