堀辰雄 『ふるさとびと』 さうしてあちらのホテルはどこも人が多過ぎる、と勝手な文句まで拔かしてゐるんですよ、と付け加へた。 おしげも笑ひながら、その厄介な客を連れて、裏二階にあがつていつた。 松平はそのまま小さな本を懷に入れて、宿を出て、東の林のはうへ往つた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア