おしげも笑ひながら、その厄介な客を連れて、裏二階にあがつていつた。
松平はそのまま小さな本を懷に入れて、宿を出て、東の林のはうへ往つた。
夕方近くなつて、松平が林から歸つてくると、ずつと遠くの方から牡丹屋の大きな建物の前にまださつきの外人の乘つてきた自動車の駐まつてゐるのが小さく見えた。
おしげも笑ひながら、その厄介な客を連れて、裏二階にあがつていつた。
松平はそのまま小さな本を懷に入れて、宿を出て、東の林のはうへ往つた。
夕方近くなつて、松平が林から歸つてくると、ずつと遠くの方から牡丹屋の大きな建物の前にまださつきの外人の乘つてきた自動車の駐まつてゐるのが小さく見えた。