村のあちこちの森から、炭を燒いてゐるらしい烟りがいくつとなく立ち上がつてゐた。
松平は、自分の去つたあともこの古驛に殘る人達のことを考へながら、そのまま森のなかへはひつて往つた。
谷間の驛には、捨吉が自轉車に手をかけたまま、何かぼんやりとして待つてゐた。
村のあちこちの森から、炭を燒いてゐるらしい烟りがいくつとなく立ち上がつてゐた。
松平は、自分の去つたあともこの古驛に殘る人達のことを考へながら、そのまま森のなかへはひつて往つた。
谷間の驛には、捨吉が自轉車に手をかけたまま、何かぼんやりとして待つてゐた。