堀辰雄 『ふるさとびと』 谷間の驛には、捨吉が自轉車に手をかけたまま、何かぼんやりとして待つてゐた。 その足もとに、老犬もうづくまつてゐた。 汽車のくるまでまだ間があるので、松平もそこいらの柵によりかかりながら、山の方を眺めてゐた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア