そこで帳面を伏せて、何の氣なしに表紙の繪に見入つてゐたら、主人がそばから「それは何處いらでせうね。
この間もそれとそつくりな繪ハガキを見せて貰ひましたが、私にもちよつと見當がつきません」と云ふのです。
「これはきつと瑞西かどこかだらう」と私が答へますと、「いや、あれは確かに此處の繪ハガキでしたよ。
そこで帳面を伏せて、何の氣なしに表紙の繪に見入つてゐたら、主人がそばから「それは何處いらでせうね。
この間もそれとそつくりな繪ハガキを見せて貰ひましたが、私にもちよつと見當がつきません」と云ふのです。
「これはきつと瑞西かどこかだらう」と私が答へますと、「いや、あれは確かに此處の繪ハガキでしたよ。