月と私達との間に置いて、それを透かして見ながら、その魂が透明か、曇つてゐるかを見分けるがいい。
詩人さんはついその一節に心を奪はれて、そのはずみに自分の足が何を蹴とばしたのだか、氣がつきませんでした。
びつくりして、足もとを見ると、それは何と小さな熊、――子供のおもちやの熊でした。
月と私達との間に置いて、それを透かして見ながら、その魂が透明か、曇つてゐるかを見分けるがいい。
詩人さんはついその一節に心を奪はれて、そのはずみに自分の足が何を蹴とばしたのだか、氣がつきませんでした。
びつくりして、足もとを見ると、それは何と小さな熊、――子供のおもちやの熊でした。