堀辰雄 『匈奴の森など』 毛はあちこち剥落してゐます。 おまけに、片つぽのガラス製の眼玉がとれて、一本へし折られた足は赤い絲でぶざまに縫ひつけられてゐます。 そこで詩人さんは、その可哀さうな熊を、こんどはステッキの先でそうつと道ばたの熊笹の中に押し込んでやりました。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア