よく見ると、二尺ばかりの蛇の拔け殼。
――どうしてこんなものがこんなところにあるのだらうと不審なまま、僕が蛇の大嫌ひなのはみんな知つてゐるので、留守の間に片づけて置いて、僕には默つてゐようと申し合つたのださうだ。
僕はそれを訊いた途端に、もうすつかり忘れてゐた、ゆうべ天井裏でごそごそやつてゐた物音を思ひ出した。
よく見ると、二尺ばかりの蛇の拔け殼。
――どうしてこんなものがこんなところにあるのだらうと不審なまま、僕が蛇の大嫌ひなのはみんな知つてゐるので、留守の間に片づけて置いて、僕には默つてゐようと申し合つたのださうだ。
僕はそれを訊いた途端に、もうすつかり忘れてゐた、ゆうべ天井裏でごそごそやつてゐた物音を思ひ出した。