まだ殘つてゐるのは首の方の由。
蛇の拔け殼を見るのは縁起が好いのださうだが、どうもそいつがぶらぶら下がつてゐる窓の下で、勉強をするのは閉口だから、勉強にいるやうなものはみんな廣間に移して、しばらくその一隅を假りの書齋にしつらへた。
そんな事でうかうかしてゐるうちに、午前中、せつかく仕事をやらうと思つてゐた氣分がめちやくちやになつてしまつた。
まだ殘つてゐるのは首の方の由。
蛇の拔け殼を見るのは縁起が好いのださうだが、どうもそいつがぶらぶら下がつてゐる窓の下で、勉強をするのは閉口だから、勉強にいるやうなものはみんな廣間に移して、しばらくその一隅を假りの書齋にしつらへた。
そんな事でうかうかしてゐるうちに、午前中、せつかく仕事をやらうと思つてゐた氣分がめちやくちやになつてしまつた。