堀辰雄 『山日記 その一』 霧のなかを歩いて來たので、だいぶ上衣がしとつてゐるやうだし、家の中もけさから何んとなく濕つぽいので、煖爐に火を焚いた。 早速阿比留君をつかまへて、けさの出來事を話して聞かせる。 が、君はさう驚いたやうな顏をして聞いてもゐない。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア