その前にちよつと夕方庭へ望みたら、僕が閉ぢ籠つてゐた間に、いつのまにか何處もかしこも枯葉の山、――そんな中から可哀いやな、龍膽の花がちらほらと小さな顏を出してゐる。
ひさしぶりに其處で夜を過ごすことにした、ファイア・プレェスのある廣間なんぞは、病中散らかしたまんまにして置いたもんだから、いかにも山小屋然となつてゐる。
おまけに、日が暮れると一しよに、急に風が物凄く吹きだした。
その前にちよつと夕方庭へ望みたら、僕が閉ぢ籠つてゐた間に、いつのまにか何處もかしこも枯葉の山、――そんな中から可哀いやな、龍膽の花がちらほらと小さな顏を出してゐる。
ひさしぶりに其處で夜を過ごすことにした、ファイア・プレェスのある廣間なんぞは、病中散らかしたまんまにして置いたもんだから、いかにも山小屋然となつてゐる。
おまけに、日が暮れると一しよに、急に風が物凄く吹きだした。