堀辰雄 『山日記 その二』 おまけに、日が暮れると一しよに、急に風が物凄く吹きだした。 ときどきそんな野分めいた風がさつと屋根や窓にそこらぢゆうの枯葉を夕立のやうにぶつつけてゐる。 そんな枯葉の或物は窓や戸の隙間なんぞを見つけては、無遠慮にコッテエヂの中まで飛び込んでくる。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア