そして僕たちのまはりで、一塊りになつて、くるくると旋囘してゐる。
僕は無關心を裝つて、あかあかと燃やしたファイア・プレェスの前で、ほんの仕事の眞似、女房もかういふ山住みには大ぶ馴れて來たと見え、僕の傍で落着いた顏をして手紙を書いてゐる。
さういふ僕たちを恰も慈むかのやうに、マントル・ピイスの上から、この夏釋迢空さんが僕たちのために書いて下すつた朱の短册が、森嚴に見下ろしてゐる。
そして僕たちのまはりで、一塊りになつて、くるくると旋囘してゐる。
僕は無關心を裝つて、あかあかと燃やしたファイア・プレェスの前で、ほんの仕事の眞似、女房もかういふ山住みには大ぶ馴れて來たと見え、僕の傍で落着いた顏をして手紙を書いてゐる。
さういふ僕たちを恰も慈むかのやうに、マントル・ピイスの上から、この夏釋迢空さんが僕たちのために書いて下すつた朱の短册が、森嚴に見下ろしてゐる。