ただその男どもが其處で寢起きしてゐるのか、昔私が人生の絨毯の一部を見て樂しんだホテルの廣間には、ベッドやら臺所道具やらが足の踏み場もないくらゐに散らかつてゐた。
私はいくら案内を乞うても返事がないので、構はずに勝手知つた食堂の方へその食器類などを跨ぎながら歩いて行つて見た。
大きな食堂は、あんなにあつたテエブルも椅子も一體何處へ片づけてしまつたのか、一つも無くなつて、無氣味なほどがらんとしてゐた。
ただその男どもが其處で寢起きしてゐるのか、昔私が人生の絨毯の一部を見て樂しんだホテルの廣間には、ベッドやら臺所道具やらが足の踏み場もないくらゐに散らかつてゐた。
私はいくら案内を乞うても返事がないので、構はずに勝手知つた食堂の方へその食器類などを跨ぎながら歩いて行つて見た。
大きな食堂は、あんなにあつたテエブルも椅子も一體何處へ片づけてしまつたのか、一つも無くなつて、無氣味なほどがらんとしてゐた。