あんなに怒つて歸りながら、その友人が、かういふ細かな心づかひをして行つてくれたのかと思ふと、――僕はいささかセンチメンタルな氣持にさへなつて、ひとり河鹿の聲を聞きながら、しみじみとそのサン・キュアド・ミキスチュアを味はひだした、といふわけだ。
サン・キュアド・ミキスチュアといへば、今度こんなに咽喉をこはしてしまつたのも、やはり、こいつのおかげだ。
よほど僕には祟るのかな。
あんなに怒つて歸りながら、その友人が、かういふ細かな心づかひをして行つてくれたのかと思ふと、――僕はいささかセンチメンタルな氣持にさへなつて、ひとり河鹿の聲を聞きながら、しみじみとそのサン・キュアド・ミキスチュアを味はひだした、といふわけだ。
サン・キュアド・ミキスチュアといへば、今度こんなに咽喉をこはしてしまつたのも、やはり、こいつのおかげだ。
よほど僕には祟るのかな。