私達がいつのまにか町角のビヤホオルの前に出ると、萩原さんはきふに思ひ出したやうに、そのなかへ私を誘ひ込んだ。
そのなかはまだ人けがなくて、あかるい日ざしが落葉の殘りのやうに散らばつてゐた。
そのときの萩原さんのお話でも、「青猫」ほど著者にとつて特になつかしく、また自信と愛著とをもつてゐる詩集はないこと、そしてその詩集がこんどのものではじめて完全な姿になつたことなど、私にもよく同感できた。
私達がいつのまにか町角のビヤホオルの前に出ると、萩原さんはきふに思ひ出したやうに、そのなかへ私を誘ひ込んだ。
そのなかはまだ人けがなくて、あかるい日ざしが落葉の殘りのやうに散らばつてゐた。
そのときの萩原さんのお話でも、「青猫」ほど著者にとつて特になつかしく、また自信と愛著とをもつてゐる詩集はないこと、そしてその詩集がこんどのものではじめて完全な姿になつたことなど、私にもよく同感できた。