堀辰雄 『芥川龍之介論』 しかし、菊池寛のテエマの多くが新道徳を築かうとする要求を強く持つてゐるのに反し、龍之介のそれにはさういふ要求が皆無だと言つていい。 龍之介はあきらめてゐる。 前者を理想主義的現實主義者だと言ふならば、後者は厭世主義的現實主義者だと言ふべきだ。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア