――考へても見て下さい、(私は今朝それを數へた許りですが)私は百十五通の手紙を書きました、しかもその一通として四頁以下のものはなく、その大部分はごく細かい字で八頁から十二頁ぐらゐのものまであるのです。
(勿論、あなたのところに宛てたものは一切勘定に入れませんでした、これは文字なぞではなく、ペンによる呼吸みたいなものですからね……)まあ、何といふ手紙でせう!
何が何だか私にはちつとも見當がつかないのに、私から――救ひだの、助言だのを待つてゐる人々が澤山居るのです。
――考へても見て下さい、(私は今朝それを數へた許りですが)私は百十五通の手紙を書きました、しかもその一通として四頁以下のものはなく、その大部分はごく細かい字で八頁から十二頁ぐらゐのものまであるのです。
(勿論、あなたのところに宛てたものは一切勘定に入れませんでした、これは文字なぞではなく、ペンによる呼吸みたいなものですからね……)まあ、何といふ手紙でせう!
何が何だか私にはちつとも見當がつかないのに、私から――救ひだの、助言だのを待つてゐる人々が澤山居るのです。