ともあれ、そのロオド・チャンドスと云ふのは、英吉利文藝復興期に多く見出されるごとき博學多才の人である。
彼は年少の頃から牧歌的な詩を作つたり、祖父の殘した記録を元にしてヘンリイ八世年代記を書かうと計畫したり、又、各國各時代から資料を集めて箴言集のやうなものを編むことを夢みたりしてゐた。
が、突然、彼はさういふ一切の仕事を放擲した。
ともあれ、そのロオド・チャンドスと云ふのは、英吉利文藝復興期に多く見出されるごとき博學多才の人である。
彼は年少の頃から牧歌的な詩を作つたり、祖父の殘した記録を元にしてヘンリイ八世年代記を書かうと計畫したり、又、各國各時代から資料を集めて箴言集のやうなものを編むことを夢みたりしてゐた。
が、突然、彼はさういふ一切の仕事を放擲した。