そして少し草臥れて、やつと村はづれまで戻ると、さつきまで人つ子ひとり居なかつた其處の、觀音像や古碑なんぞの立ち竝んでゐる小高い草つ原に、村の小さな女の子たちが十人許り、がやがや騷ぎながら遊んでゐた。
私はそこからやや離れた、觀音像の傍らに足を投げ出した。
何といふこともなしに、皆の方には背中を向けて。
そして少し草臥れて、やつと村はづれまで戻ると、さつきまで人つ子ひとり居なかつた其處の、觀音像や古碑なんぞの立ち竝んでゐる小高い草つ原に、村の小さな女の子たちが十人許り、がやがや騷ぎながら遊んでゐた。
私はそこからやや離れた、觀音像の傍らに足を投げ出した。
何といふこともなしに、皆の方には背中を向けて。