堀辰雄 『小説のことなど』 讀後、讀者をもその語り手と共に、一種の謎めいた氣持の中にとり殘させる。 ――それは一篇の小さな心理小説でありながら、普通の心理小説家がそれをするやうには、娘の心理の裏側に讀者を引つ張つて行かない。 常に光線は「私」の側からのみ投ぜられてゐる。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア