堀辰雄 『小説のことなど』 ――彼の人物にあつては、崇高と破倫と、低い衝動と高い願望とが、解きほごしがたく、もつれ合つてゐる。 それはもはや理性の動物――「吝嗇漢」「野心家」「高利貸」ではなしに、遺傳を負はされ、缺點のある、血肉の人間だ。 彼の描いたのは露西亞人だ。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア