その山肌一めんに日が赤あかとあたり出すのを眺めてゐると、山自身が見る間に淡い雲を湧き立たせ、ヴェイルのやうに漂はせ、だんだんそれが濃くなつていつて、しばらくする裡に自分自身を半分以上その雲のなかに隱してしまふ。
それから終日、そのなかに見え隱れしてゐる。
そんな淺間山に憑かれたやうになつて、放心したやうにふらふらと山へ入つていつて死んだ人もあるといふ。
その山肌一めんに日が赤あかとあたり出すのを眺めてゐると、山自身が見る間に淡い雲を湧き立たせ、ヴェイルのやうに漂はせ、だんだんそれが濃くなつていつて、しばらくする裡に自分自身を半分以上その雲のなかに隱してしまふ。
それから終日、そのなかに見え隱れしてゐる。
そんな淺間山に憑かれたやうになつて、放心したやうにふらふらと山へ入つていつて死んだ人もあるといふ。