堀辰雄 『續プルウスト雜記』 私は俗な小説を二つばかり書いた。 夏のはじめに、ふと口に頬ばつたボンボンの味が、ながいこと忘れてゐた夏休みの樂しさだとか、悲しみだとかを、私のうちにまざまざと蘇らせた。 輕井澤のホテルに飛んで行つて、私はせつかちにその思ひ出を書取つた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア