夕方、よく二人きりで、村はづれまで散歩に行く。
この冬、わざわざ僕の頼んだ空氣銃を自分で持つて來てくれて、一しよに雪の深い林のなかを兎の足跡を追つたり、此處の村はづれで偶然僕達の頭上に落ちてきた傷いた雉子をつかまへて、それをその晩二人で面白半分食べてしまつたことなど、そこいらの草の中に坐りながら、話し合つたりする。
あれから間もなく病氣になつたので、その祟りだらうと僕がからかふと、獲つたのはいいんだけれど、あれを食べなければよかつたんだと、野村君はすこし氣まり惡さうに笑ふ。
夕方、よく二人きりで、村はづれまで散歩に行く。
この冬、わざわざ僕の頼んだ空氣銃を自分で持つて來てくれて、一しよに雪の深い林のなかを兎の足跡を追つたり、此處の村はづれで偶然僕達の頭上に落ちてきた傷いた雉子をつかまへて、それをその晩二人で面白半分食べてしまつたことなど、そこいらの草の中に坐りながら、話し合つたりする。
あれから間もなく病氣になつたので、その祟りだらうと僕がからかふと、獲つたのはいいんだけれど、あれを食べなければよかつたんだと、野村君はすこし氣まり惡さうに笑ふ。