丁度萩原さんのユニイクな詩集「青猫」が出た折で、私は何處へ行くのにでもその黄いろいクロオスの本を持ち歩いてゐた。
一と頃はその一卷さへあれば他の本などはいらないほどだつた。
その詩集の中で、その詩人は、私にとつては或時は哲學者にも見え、音樂家ともなり、また幻想的畫家ともなつた。
丁度萩原さんのユニイクな詩集「青猫」が出た折で、私は何處へ行くのにでもその黄いろいクロオスの本を持ち歩いてゐた。
一と頃はその一卷さへあれば他の本などはいらないほどだつた。
その詩集の中で、その詩人は、私にとつては或時は哲學者にも見え、音樂家ともなり、また幻想的畫家ともなつた。