彼はその兩親よりも、母方の祖父に一番似てゐると云はれる。
その祖父八木初といふ人は、川越松平藩士で、會津戰爭のとき、越後法師温泉にて、敵方の隊長河合某を六連發のピストル*にて打ちとつたことのある人である。
非常に嚴格な人であつたさうだが、又なかなかハイカラな趣味の持主でもあつて、さういふ點でも將來の詩人となるべき彼の上には深い影響を與へたのであらう。
彼はその兩親よりも、母方の祖父に一番似てゐると云はれる。
その祖父八木初といふ人は、川越松平藩士で、會津戰爭のとき、越後法師温泉にて、敵方の隊長河合某を六連發のピストル*にて打ちとつたことのある人である。
非常に嚴格な人であつたさうだが、又なかなかハイカラな趣味の持主でもあつて、さういふ點でも將來の詩人となるべき彼の上には深い影響を與へたのであらう。