その中に、丸山薫、辻野久憲、保田與重郎、伊東靜雄、神保光太郎、伊藤信吉、津村信夫、田中克己、阪本越郎、立原道造などの若い詩人たちの名を擧げることが出來る。
そして彼はそれらの「四季」や「コギト」に據る若い詩人たちの大いなる先輩として、それから數年の間に、主としてエッセイやアフォリズムの形式で、新しい詩のために實によく仕事をした。
この五六年間における、彼の酒を愛した飄々とした生活、しかもその倦まざる仕事、それから彼の周圍に集つてゐた若い詩人たちへの深い影響、――さういつたものに就いては他の人たちによつてもいろいろと書かれることと思ふので、此處にはごく簡單に書いておくに止める*。