眞先きにその小包を開けて見ると、小林の今度譯した「テスト氏」。
――何だか、かう、すらりと脊の高い人を見たやうな感じの、美しい小册子である。
私はそれをそのまま、飮みさしの紅茶と一しよに、自分の部屋へ持つて行つて、早速ペーヂを切りながら、ところどころを拾ひ讀みする。
眞先きにその小包を開けて見ると、小林の今度譯した「テスト氏」。
――何だか、かう、すらりと脊の高い人を見たやうな感じの、美しい小册子である。
私はそれをそのまま、飮みさしの紅茶と一しよに、自分の部屋へ持つて行つて、早速ペーヂを切りながら、ところどころを拾ひ讀みする。